介護スタッフ

VOL.008

2014.09.01(Mon)up!

チャーム・ケア・コーポレーション 山野麻衣さん
高校時代はテニス部のキャプテンとして活躍。クラブ活動を通して人の役に立つことに大きな喜びを覚える。大学で社会福祉を学び、在学中に社会福祉士、介護福祉士試験に合格。2011年4月、株式会社チャーム・ケア・コーポレーションに入社。将来の目標はケアマネジャーになること。趣味はカメラ。季節感ある風景を写し出すのが大好き。休日は海や空港などへドライブにいったり、ショッピングでリフレッシュ。挑戦したいことはカポエラ。

一人ひとりに寄り添い、 魅力的な介護を提供する。

世界一の高齢化社会といわれる日本で、いまの自分にできることは
「これだ」と直感した山野麻衣さんは、大学を卒業後、社会福祉の世界に飛び込んだ。
未経験から始めてリーダーとして活躍するスタッフを見て、自分もそうなりたいと心弾ませる。
しごとを通して感じたコト、学んだコト、いまだからわかるはたらく気持ちを伺った。

その人らしい暮らしを、 チームプレーで支える。

介護はひとりでは できない仕事。

高校でテニス部のキャプテンを務めた山野麻衣さんは、部員の相談にのるうちに、人の役に立つ仕事に就きたいと思うようになり、介護業界を選択した。幾つかの介護施設を見学して心に響いたのがチャーム・ケア・コーポレーションだった。
「未経験から始めて、リーダーとなり活躍しているスタッフが多いことに驚きました。向上心をもち、目標に向かって行動する人であれば、年齢や経験に関係なく責任あるポジションを任せてもらえる。未経験の自分でもここでなら成長できると実感したんです」
 大学で社会福祉を学び介護福祉士などの試験に合格した山野さんだが、実際に働き、気づいたことがある。
「例えば、認知症の方と接するとき、非言語=ボディタッチなどでコミュニケーションをとることも必要だと大学で学びました。ところが、認知症の方のなかには触れられることで感情が高ぶり興奮される方もいます」
 身体状況も、歩まれてきた人生も、それぞれに違う高齢者の方をケアする方法は、教科書どおりにはいかない。また、山野さんは自己解決する性格。しかし、自分の判断だけで動くことは、介護においては必ずしもいい結果に結びつくとは限らない。
「入社1年目、『見守り』が必要なご入居者様のトイレ介助をしていたとき、他の方がコールを鳴らされました。その方も迅速に対応しなければならない状況だったので、自分で判断し、ほんの一瞬、コールを鳴らされた方の様子を見に行きました。でも、戻ってきたら、『見守り』が必要なご入居者様の体勢が傾きかけていて、ひやりとしました」
 自分が正しいと思っても、予測不能の事態は起こる。自己解決の危うさを、山野さんは敏感に察知する。
「『見守り』が必要な方を介助しているときは、他のスタッフにPHSで連絡して応援を頼む。自己解決するのではなく、人に相談して、最善の方法を一緒に考えて行動する、チームプレーの大切さを学びました」

「ここでよかった」 その言葉がうれしくて。

現在、近畿圏に17の有料老人ホームを運営するチャーム・ケア・コーポレーション。「ホーム」を「施設」ではなく、自宅のように暮らせる「住まい」と捉え、高齢者のニーズに応える介護を提供する。
「私たちは、お一人おひとりの気持ちに寄り添い、自宅と同じように生活できるようサポートしています。もし、体に良くない習慣があれば、改善していきます」 
 高齢者のなかには、生活に介入されることを拒む方もいる。そういう方に向かい合うのは大変だが、その先には大きな喜びが待っている。
「以前、昼夜の生活が逆転している方が短期入居されてきました。まずは朝9時に起きて朝食を一口でも食べていただくことから生活習慣の改善を始めました。昼間はスタッフが順番に部屋へ行き、話したり、テレビを観たり。最初は機嫌を悪くされ怒られたこともありました。でも、スタッフみんなでめげずにかかわることで、寝る時間も少しずつ早くなり、体調もよくなっていったんです。そして、『もっとここに居たい』といってくださるようになりました」
 しかし、転居する日がやってきた。
「当日も『俺、いけへんぞ』ってベッドでずっと寝てらして、怒っていらっしゃいました。でも、怒ってくださることがうれしくて。『ここに入ってよかった』という言葉をいただけたときは、目頭が熱くなりました」
 そんな山野さんにとってのチャーム・ケア(魅力ある介護)とは?
「介護においては、ご入居者様も、私たちも、負担を少なくすることが必要です。負担を軽減することで時間を有効に使えれば、さらにより良い介護ができます。そこに接遇の力や明るい笑顔が加われば、より魅力的な介護に繋がっていくと思います」

しごとのツボ

Q. 仕事で大切にしていることは?
A.自分主体で行動するのではなく、高齢者の方に寄り添い、言葉にならない思いを汲み取り、その人らしい暮らしをサポートすることをこころがけています。
Q.この仕事の醍醐味は?
A.「ここでよかった」「あなたでよかった」と、ご入居者様に笑顔でいっていただいたときが一番うれしいです。
Q.プロフェッショナルな技は?
A.後輩はもちろん先輩や上司ともしっかり意見交換。何でも相談しあうチームプレーの介護を徹底しています。
取材者からひと言
ホームに入るとスタッフの方々が明るく元気な声で挨拶してくださいました。ご入居者様の「住まい」となるホームは、ゆったりくつろげる居心地のいい空間。未経験からスタートした山野さんは、リーダーへのステップアップを目指し輝いていました。若くても活躍できることが、スタッフに大きなやりがいをもたらす環境であることが肌に伝わってきました。
会社プロフィール:株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
「豊かで実りある高齢社会」の実現を目指して、2005年4月に奈良県に介護付有料老人ホームを開設。以来、大阪・奈良・京都・兵庫に17ホームを展開。「施設」ではなく「住まい」を提供する「ホーム」の運営を推し進める。

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取材・撮影日=2013年1月10日



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