ホールスタッフ

VOL.007

2014.08.25(Mon)up!

ぼてぢゅう天王寺ミオ店 渡邉日菜さん
2014年3月、大学進学と同時に、ぼてぢゅう天王寺ミオ店でアルバイトをはじめる。大学では総合社会学部で心理を学ぶ、フレッシュな1年生。週に3日、学校と両立しながらシフトに入っている。趣味は、スポーツ観戦とお菓子づくり。大学で所属する野球サークルでは、マネジャーを務めている。挑戦したいことは、ヨーロッパ旅行。子どもの頃になりたかった職業は、保育士。将来は、母親を越えるくらい素敵なお母さんになるのも夢の1つ。

大阪の味でお客さまをおもてなし。

赤いバンダナと黒い制服に身を包み、笑顔で動き回る渡邉さん。
両親の店を手伝ううちに接客の魅力に気づき、飲食店でアルバイトをはじめた。
初めてのバイトで経験を積み重ねながら、接客の楽しさを満喫している。
しごとを通して感じたコト、学んだコト、いまだからわかるはたらく気持ちを伺った。

「ありがとう」が力になる、笑顔になる。

柔軟な接客と対応力を磨く。

『ぼて』と返して、『ぢゅう』と焼く。60年以上愛される大阪お好み焼の有名店、ぼてぢゅう。渡邉日菜さんは、天王寺ミオ店でアルバイトスタッフとして働く大学1年生だ。
「自宅の近くで接客のアルバイトを探していて、3月から働きはじめました。ここが初めてのアルバイトです」 初バイトという渡邉さんだが、実は彼女にとって接客は、ごく身近な仕事。それは、ぼてぢゅうを選んだ理由でもある。
「おばあちゃんの代から続くお弁当屋さんを両親が営んでいます。お店を手伝っているとき、常連さんがよく話しかけてくれて楽しいなぁと感じたのが、接客をしてみたいと思ったきっかけです。最初はオシャレなカフェでバイトしたいと思っていましたが(笑)、初めてのバイトは、販売だけじゃなくホール全体を回したり、ちょっと大変でもいろんなことができる仕事がいいと思い、ここに決めました」
 お客さまをお迎えして、メニューと水を運び、できあがった料理を鉄板にのせてお届けする。レジや片付けもこなす渡邉さん、調理以外の仕事は、ひと通りできるようになったという。
「仕事は2ヵ月くらいかけて、働きながら先輩に教わります。調理もすごいなぁと思いますが、お客さまと接しているのが楽しいので、私はやっぱりホールがいいですね」
 弁当店の看板娘から、ぼてぢゅうの中心スタッフになりつつある渡邉さん。他店舗にヘルプで入ることも多い。
「なんば、道頓堀、新大阪の店舗にヘルプで入ります。店内のレイアウトも、忙しさもメニューも違うので、最初は驚きました。お客さまも全然違います。ここは買い物帰りの女性やファミリーが多いので、土日やバーゲンの日はすごく忙しいですが、平日はそんなに忙しくありません。逆に、たとえば新大阪は仕事帰りの方が多いので、平日でもビールやハイボールの注文がいっぱい。ドリンクを早く提供できるように意識して動きます。いろんな店舗に入って、少しずつ柔軟な対応ができるようになってきました」

お客さまの言葉が笑顔と成長のモト。

店舗には、大阪のお好み焼を楽しみに訪れる、海外からのお客さまも多い。
「片言の英語と身振り手振りで対応しますが、英語が通じないことも。お好み焼の上にマヨネーズとからしがのっているのですが、からしはマスタードで通じても、マヨネーズが通じません。ほかの言い方も分からないので(笑)、現物を持ってきてご説明します。対応力が身についているかな、と感じます」
 そんな渡邉さんが心がけているのは、忙しくても笑顔を絶やさないこと。お客さまのことを第一に考えて行動している。
「心がけていても、忙しいときはできなかったりします。でも、お客さまに『ありがとう』『おいしかった』って言ってもらえることがうれしいので、いつも笑顔でいようって思いますね」
 『笑顔がいいね』と声をかけられることもあるという渡邉さん。お客さまの言葉はもちろん、笑顔になれるのは、職場の雰囲気も大きい。
「従業員はめっちゃ仲いいですね。社員とアルバイトが分かれることもなくて、みんな気さくです。店長はすごく周りを見ていてスタッフの体調まで気づかってくれるので、すごいなって思います」
 アルバイトを通じて、将来進みたい道も少しずつ見えてきた。
「パソコンの前に座っているより、人と接する仕事がいいなって思うので、将来は、営業とかお客さまと直接関わる仕事がしたいと考えています。今はまず、苦手な敬語を頑張って、目の前の仕事を完璧にできるようになりたいですね。あと、継ぐ人がいなければ実家のお弁当屋を継ぎたいです!」

しごとのツボ

Q. 仕事で大切にしていることは?
A.忙しくても、笑顔を絶やさず、お客さまのことを第一に考えて行動すること。周りの状況もよく見て動くように、心がけている。
Q.この仕事の醍醐味は?
A.お客さまに「ありがとう」「おいしかった」と言ってもらえること。海外からお好み焼を楽しみに来られた方も多く、喜んでもらえるとうれしい。
Q.プロフェッショナルな技は?
A.店舗によって異なる忙しさやメニュー。仕事帰りの方が多くビールやハイボールがよく出る店舗では、ドリンクを早く提供するなど柔軟に対応する。
取材者からひと言
大阪名物・お好み焼を求めて国内外から訪れるたくさんのお客さまを、キッチンスタッフと連携してチャキチャキとおもてなし。ご両親が営むお店を手伝ってきた渡邉さんは、笑顔で接客を楽しむことで自然とファンづくりのコツをつかんでいるようです。食欲が落ちる暑い日も、元気なスタッフが待つぼてぢゅうの粉もんなら、ペロリといただけちゃいますよ。
会社プロフィール:株式会社大阪フード
1946年に創業したお好み焼の専門店「ぼてぢゅう」ブランドを中心に、さまざまな業態の飲食店を国内69店舗、海外13店舗展開。ぼてぢゅうは、すっかり定着した「お好み焼にマヨネーズ」を初めて取り入れたと言われている。

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取材・撮影日=2014年7月25日



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