販売スタッフ

VOL.009

2014.09.10(Wed)up!

店長 内海香里さん
1996年8月、友人の紹介で株式会社聖護院八ッ橋総本店へ入社。本店、金閣寺店、京都駅店、百貨店内店舗とキャリアを積み、2011年6月にnikinikiへ異動。販売スタッフとして店頭に立ちながら、店舗運営、スタッフの教育など店長業務も行う。前職は、パン店でのアルバイト。休日は、友人とランチに行くなどしてリフレッシュするのが楽しみ。今年は京都検定へ再チャレンジするか思案中。子どもの頃に就きたかったのは、保育士か動物に携わる仕事。

老舗への期待に応え、 新しい挑戦を楽しむ。

300年以上の歴史を誇る八ッ橋の老舗でキャリアを積んできた内海さん。
正社員としてさまざまな店舗を経験し、いま、全く新しいコンセプトの人気店で、
店長として奮闘しながら接客に磨きをかけている。
しごとを通して感じたコト、学んだコト、いまだからわかるはたらく気持ちを伺った。

商品や店舗に合わせて 接客を工夫する。

老舗の人気を支える 新たなチャレンジ。

店頭で生八ッ橋とあんやコンフィなどを選んで包む看板商品、カレ・ド・カネールや、期間・個数ともに限定の生菓子など、見た目も楽しい商品が並ぶnikiniki。京都で300年以上続く老舗、聖護院八ッ橋総本店が展開する全く新しいコンセプトの店舗だ。内海香里さんは、2011年3月のオープン3ヶ月後から店長を任されている。
「直前は百貨店内の売場にいました。nikinikiは若い女性向けの新店で、周りは20代のスタッフばかり。異動を聞いたとき、『私でいいんですか?』って戸惑いました(笑)」
 聖護院八ッ橋総本店の本店などで15年以上の販売経験を持つ内海さん。新店での接客に、新鮮な驚きを感じたという。
「見た目が今までの商品と違い過ぎて、お客さまも『これ何?』から始まります。商品の魅力をイチからお伝えするのは大変でしたね。ずっと京都で愛されている生八ッ橋ということをアピールし、とにかく親切丁寧に、笑顔でゆっくりとご説明しました」
 老舗に寄せられる信頼、そこで培ってきた接客スタイルが、内海さんにはある。が、それに甘んじないのもまた、彼女のスタイルだ。
「親切丁寧に、笑顔の接客そのものは変えませんが、売場や商品に合った販売の仕方が必要です。百貨店には百貨店のルールがあり、観光地では『おおきに』といった京都の言葉をよく使います。今までにない新しい試みのnikinikiは、少しカジュアルな接客かもしれません」
 積み重ねてきた接客に自分なりの工夫を加えて進化させる姿は、まさに、生八ッ橋の伝統を新しい形で届けるnikinikiのよう。スタッフたちも手探りの中でスタートした新店は、今ではすっかり京都の町に馴染み、親しまれている。
「立地もいいですし、今では幅広い層の方に知っていただいていると感じます。化粧品やアクセサリーのお店と間違われることもありますが、それが会話のきっかけになるなど、お客さまの驚きも楽しいですね。観光の方だけでなく、地元のお客さまからも『聖護院さんがしてはるんやね』と、期待いただくことがとてもうれしいです」

商品の魅力を 幅広い方へ伝えたい。

季節やイベントごとに登場する色とりどりの商品は、スタッフにとっても楽しみの1つだ。
「生菓子のデザインや、あん・コンフィの新しい味には、毎回驚かされます。生八ッ橋に、きんぴらごぼうが合うのは驚きましたね。祇園祭の鉾をモチーフにした生菓子があったりと、商品を通して京都の良さを改めて知ることができます」
 ここで働き始めてから、内海さんはもう1つ気づいたことがある。
「以前アルバイトをしていたパン屋さんでは、パンを買いに来られたお客さまが選んだ商品をレジでお会計します。ですが、ここでは、お客さまと会話して自分から商品をアピールしなければいけません。競合店の多い中で、自社の商品を売りたいという気持ちが強くなり、私ってけっこう負けず嫌いなんだと気づきました(笑)」
 置かれた環境を楽しみ、乗り越えようとする強い気持ち。この仕事をはじめてから、笑顔も自然と出るようになったという。
「正社員になるのは初めてでしたが、先輩や上司によくしていただき、いろんな意味で成長させてもらいました。アルバイトでは、ここまで成長できなかったと思います。会社の雰囲気が好きですね」
 売場を異動する度に、『やれるかな』を、『やるしかない』に変えてきた内海さん。今後の目標を聞くと、遠慮がちにこう話してくれた。
「もっと店舗を増やしたいとは思いません。でも、nikinikiは、聖護院八ッ橋総本店には、こんなことができるんですよって幅広い方にアピールしていきたいですね」

しごとのツボ

Q. 仕事で大切にしていることは?
A.楽しく仕事をすること。ほかのスタッフにも楽しく働いてほしいので、注意するときはちゃんとするが、話しやすい店長でいようと心がけている。
Q.この仕事の醍醐味は?
A.店舗ディスプレイや生八ッ橋と食材の新しい組み合わせに、お客さまが驚いてくださること。スタッフも意外な組み合わせを楽しみながら働いている。
Q.プロフェッショナルな技は?
A.親切丁寧に、笑顔の接客は、店舗が異なっても変わらないが、売場や商品に合わせて言い回しなど販売の仕方は工夫する。
取材者からひと言
京都の名物・生八ッ橋に「選べる」「立ったまま気軽に食べられる」さらには「かわいい」をもたらしたnikiniki。凝ったデザインの生菓子や、生八ッ橋と食材の意外な組み合わせに、スタッフもビックリ&ワクワクするとか。ちょっとした手土産や自分へのご褒美にピッタリの、新しい生八ッ橋。未体験の方はぜひ一度、店舗に足を運んでみてくださいね。
会社プロフィール:株式会社聖護院八ッ橋総本店
創業1689年、300年以上続く老舗。伝統の干菓子「八ッ橋」や、生八ッ橋につぶあんを包んだ生菓子「聖(ひじり)」などを、5つの直営店や百貨店・駅の売店で販売している。2011年にオープンしたnikinikiは、本店と京都駅店の2店舗。

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取材・撮影日=2014年7月18日



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