アトラクションスタッフ

VOL.011

2014.09.22(Mon)up!

東映太秦映画村 古谷 眸さん
京都府出身。2011年10月より、株式会社東映京都スタジオが運営する東映太秦映画村でアルバイトを始める。3つのアトラクションを掛け持ちで担当し、お客さまの楽しいひと時をサポート。休日は、家にいるよりも外へ飛び出して友人と遊ぶことが多いアクティブ派。趣味はドラムで、大学でバンドを組んでいる。卒業後は、テーマパークを運営する企業に就職する予定。子どもの頃に憧れていたのは、モーニング娘。

楽しいひと時を 安全に満喫してもらう。

緊張しやすい性格を克服したいと、人前で話すアルバイトを選んだ古谷さん。
いま担当する3つのアトラクションで案内役として活躍している。
お客さまとふれ合い、楽しみながら働くうちに将来の夢も見えてきた。
しごとを通して感じたコト、学んだコト、いまだからわかるはたらく気持ちを伺った。

幅広い年代の方に 楽しい時間を届けたい。

働いて初めて知った 観光スポットの魅力。

「小学生のときに社会見学で来て以来。そのときは時代劇のイメージが強くて、アトラクションといえばお化け屋敷だけだったような気がします」
 そう話す古谷眸さんは、大学1年生の秋から京都の有名観光スポット東映太秦映画村でアルバイトをしている。
「働いて初めて、いろんなアトラクションやイベントがあって、映画村って子どもからお年寄りまで一日中楽しめるんだって知りました。3Dのアトラクションがあると思わなくて、さらに、まさか自分がそこで働けるなんて(笑)」
 2011年の大規模なリニューアルを経て、進化を続ける映画村。古谷さんが興味を持ったきっかけは、京都ならではの観光スポットという珍しさと、アトラクションスタッフの仕事内容だ。
「人前で話す仕事をしたら、緊張しやすい性格を克服できるかなって(笑)。母も『やってみたら』と背中を押してくれました」
 古谷さんはいま、【まるごととびだす超立体360シアター】、【太秦トリックアートの館】、そして4月にオープンしたばかりの【さかなクンのデジタル深海水族館】の3つのアトラクションを担当している。
「仕事は基本的に同じです。お客さまをご案内して注意事項をお伝えし、アトラクションを楽しんでいただきます」
 サラリと説明してくれた古谷さんだが、案内だけでもたくさんのセリフを覚えなければいけない。気分が悪くなるお客さまはいないかモニターで確認したり、トリックアートの楽しみ方を実演したりと、頭と身体をフル回転させる。
「はじめたばかりのときは、『こんないっぱいの人の前でしゃべれない』ってプレッシャーはありました。でも、早く覚えたかったので、家に帰ってセリフを繰り返し練習し、翌日にはデビューしました。人前で話すことも、今ではすっかり慣れました(笑)」

自分なりの工夫で たくさんの人を笑顔に。

緊張しやすい性格を克服するどころか、古谷さんは積極的に前に出て大きな身振りと手振りで、お客さまの楽しい時間を支えている。
「やっぱりお客さまが、上映後や出口で『おもしろかった』『楽しかった』と笑顔で出ていかれるときが、うれしい瞬間ですね。この仕事をしてから、笑顔をほめてもらったり、明るくなったと言われることが多くなりました」
 その笑顔からは、仕事を心から楽しんでいることが伝わってくる。
「スタッフが笑顔じゃなかったら、楽しい雰囲気も出ないと思います。自分が笑顔だったら、お客さまも自然に笑顔になってくれる。お客さまと直接接する仕事をして、子どもの頃から心がけている笑顔を、今まで以上に意識するようになりました」
 子どもが好きになり、対応も上手くできるようになったと話す古谷さん。最大限に楽しんでもらえるよう、自分なりの工夫をしている。
「お子さまへは上映が始まる前にお手洗いを案内したり、村内のイベントの開始時間をお知らせして間に合うか確認します。また、3Dを怖がられることもあるので、親御さんだけじゃなく、お子さま本人にも『大丈夫?』って聞くなど、上映内容をしっかり伝えています」
 セリフが決まっていても、伝え方は自分次第。経験から学んだことが、古谷さんの自信になっている。
「テーマパークを運営する企業に就職が決まり、来年には初めて京都を出て1人暮らしをします。映画村で働いていなかったら、今の私はないですね(笑)」
 卒業まであと少し。新たなステージに向け、目標を教えてくれた。
「すごく寂しい気持ちですが、『スタッフの中で一番輝いてたね』って言われるくらい、記憶に残るアトラクションスタッフになって卒業したいですね。将来は、自分の企画でたくさんの人を笑顔にしたいなって思います」

しごとのツボ

Q. 仕事で大切にしていることは?
A.いつもニコニコ笑顔でいること。自分が笑顔だったら、お客さまも自然に笑顔になってくれる。自分が笑顔じゃなかったら、楽しい雰囲気も出ないと思う。
Q.この仕事の醍醐味は?
A.お客さまが『おもしろかった』『楽しかった』と笑顔で出ていかれるときが、うれしい瞬間。また、映画やドラマの撮影現場を見られることもある。
Q.プロフェッショナルな技は?
A.特にお子さまへは上映が始まる前にお手洗いを案内したり、村内のイベントの開始時間をお知らせしたり、最大限に楽しんでもらえる工夫をする。
取材者からひと言
タイムスリップしたような情緒あふれる町並み。筆者も小学校以来の訪問で、さまざまなアトラクションやイベントに驚かされました。加えて、終始笑顔で取材に対応してくれた古谷さんに癒され、楽しい気持ちで映画村を後にしました。新しいアトラクションやイベントが随時登場する映画村は、秋の行楽シーズンにもピッタリのお出かけスポットです。
会社プロフィール:株式会社東映京都スタジオ
文化事業と観光事業を柱とし、撮影所の公開と時代劇世界の構築を特色とした映画のテーマパーク「東映太秦映画村」を運営する。2011年に大規模なリニューアルを行い、ますます幅広い年齢層が楽しめる施設になった。

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取材・撮影日=2014年7月28日



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