バリスタ

VOL.034

2015.07.20(Mon)up!

タリーズコーヒー 伊丹店 山口真未さん
西宮市内の大学に通う4年生。専攻は英文学科。2014年12月『タリーズコーヒー 伊丹店』のオープンにあわせて入社した。バリスタの本領であるコーヒーの調合ほか、接客スキルが問われるキャッシャー業務もスムースにこなす。旅行が趣味だが「今年の夏は就職活動に専念。憧れのヨーロッパは卒業旅行にとっておきたい」と考えている。1日平均2杯飲むコーヒーはもっぱらミルク入り砂糖なし。爽やかな酸味のあるタイプが好みの21歳。

“プロ”としての技術に最高の笑顔をトッピング。

「いらっしゃいませ、こんにちは!」香しいコーヒーの薫りに満ちる店内に響く声。
その主は、多い日には1日で800人以上のお客さまが来店する繁忙店で活躍中のバリスタ・山口さんだ。
大学生の彼女がこのしごとを通して感じたコト、学んだコト、いまだからわかるはたらく気持ちを伺った。

ひとりでも多くのかたにコーヒーのある時間を。

お客さまに商品をお渡しする瞬間が至福!

JR伊丹駅と阪急伊丹駅との中間地点。地域を代表する老舗酒造メーカーが在ることから[酒蔵通り]と呼ばれ親しまれる一画に佇むタリーズコーヒー伊丹店。自然木を多用した町家造りの店構えが印象的だ。山口真未さんは同店のオープニングスタッフとしてバリスタの仕事をスタートした。
「シアトル系カフェが大好きで、頻繁に利用していました。いつどの店に入ってもスタッフさんが笑顔で楽しそうで。素敵だなぁと憧れていました」
バリスタ。近年耳なじみにはなってきたが、どんな仕事なのだろう。
「豆を挽いた後、さらに専用機にかけて[ショットを落とし]、オーダーに沿った商品を提供。ひとことで言えば、抽出したエスプレッソを用いてコーヒーを調合する仕事です」
コーヒー好きの両親のもと育った山口さん。幼いころからコーヒーは身近な存在だったようだ。
「スタッフをフェローと呼び、まさに仲間と呼べるムードがタリーズの魅力。ファーストネームで呼び合うオープンな風土も私に合っていました。でも、当然ながら仕事は楽しいだけでは通用しません。特に、コーヒーの出来栄えを決める抽出時間のタイミングを習得するまで結構苦労しました」
仕事に慣れてきた現在も、一杯ごとの真剣勝負は続く。
[コーヒー職人]然としているようだが、彼女の仕事はコーヒーを淹れるだけではない。お客さまと直接触れ合い、店の顔として活躍する。
「混み合う時間帯はオーダー待ちのお客さまの長い列が。その間、少しでもストレスなくご利用いただければと、積極的に笑顔でのお声がけに努めています。混雑時はお客さまのみならず私たちも余裕のない雰囲気になりがち。そんな空気を払拭するのが笑顔とごあいさつだと思っています」
そのほか、コーヒーが苦手な人にも[カフェ空間]に親近感を持ってもらいたいと、フードやトッピングアレンジの案内にも積極的だ。
「お客さまと目を合わせ、商品をお渡しする瞬間が最高です!お客さまも必ず笑顔で返してくださいます」

仕事を通し、広い視野で考え動けるように成長。

山口さんをはじめとするバリスタたちにとっての一大イベントが、今年も開催されている。タリーズコーヒージャパン約560店舗が参加する『バリスタコンテスト』だ。
「実は私、応援していただく立場なんです。アルバイトフェローの部で、伊丹店の代表として選出され、エリア大会にも出場。そこでも勝ち抜くことができ、8月の関西地区予選への出場が決まっています。コーヒーの抽出技術や接客スキルを測るキャッシャー業務、カッピングなどが審査項目です。ワインテイスティングのように、コーヒーの酸味や甘味、香りなどを評価する作業がカッピングですが、苦手なのでさらに猛勉強必至です」
入社から半年あまりでの[快挙]に店長をはじめベテラン陣も驚きと喜びを隠さない。
「応援してもらっている全フェローのためにも頑張りたいです」
そんな大きな目標を持つ山口さんだが、いっぽうでは[就活]にも力が入る大学4年生。通常、この時期の学生フェローはシフトからも外れるのが通例という中、現在も週末はバリスタとして仕事を続けている。
「コンテストを控え、少しでも練習しないと!というのもありますが(笑)、自分の中でメリハリをつけたいというのが本当のところ。そのほうが、何ごとも集中できる気がするんです」
そして仕事を通して得た貴重な変化を、将来に活かしたいと考えている。
「自分のやるべきことを進めるだけではなく、周囲や人の様子を見ながら、自分に何ができるかを考え行動できるようになりました。これを大切なスキルとして、将来の仕事にも活かせればと。まだ具体化はしていませんが、自分の中での期待感も大きいです!」

お役立ちツール

「ドレスコードに添っていれば服装はある程度自由ですが、私は黒でまとめることが多いです!モノトーンになりがちな中、女性フェローのマストアイテムと言えばシュシュやバレッタ。肩よりも長い髪は束ねる規則なので、就業中のささやかなオシャレポイントとしてハズせません♪」

取材者からひと言
取材当日はあいにくの雨。テラス席でお話をうかがう中、「雨の中ありがとうございます、お席濡れていませんか?」と気遣ってくれた山口さん。取材中も、このアルバイトを通して周囲に目を配れるようになったことに触れていましたが、その自然な声掛けに彼女本来のホスピタリティを実感。「将来は、人と積極的に関わりサポートしあえるスキルを活かしたい」と教えてくれた彼女。現在の仕事経験が確実に未来の礎になっていると感じました。
会社プロフィール:伊丹産業ビバレッジ株式会社
「地域とともに65年」をキーワードに成長し続ける伊丹産業株式会社グループの一翼を担う。タリーズコーヒージャパンのFC店舗経営を主事業に、昨年9月に宝塚店、12月に伊丹店を新設開店。  http://www.itami-grp.co.jp/group/beverage.html

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取材・撮影日=2015年6月11日



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