販売・カフェスタッフ

VOL.039

2015.08.31(Mon)up!

ポアール帝塚山本店 森川 岬さん
2011年12月、高校3年生のときに、販売・カフェスタッフのアルバイトとして株式会社ポアールに入社。大学2回生の秋、バイトリーダーとなる。学業との両立をはかる森川さんの夢は、幼稚園の先生になること。大学では保育を学び、現在、大学4回生だが、卒業後は憧れの職業に就く予定だ。趣味は読書、休日はショッピングやスイーツの食べ歩きを楽しむ。とくにムースが好きで、ポアールのムース系スイーツでは、クレーム・オーレが大好き!とのこと。

スイーツでしあわせの星いっぱい輝かせよう。

大切な人への贈りものに、自分へのご褒美に、お客様のご要望をお聞きしながら、ピッタリのスイーツを提案する森川岬さん。
その笑顔は、お客様だけでなく、スタッフや店全体をしあわせのヴェールで包むようだ。
バイトリーダーとして人材育成もする彼女。
しごとを通して感じたコト、学んだコト、いまだからわかるはたらく気持ちを伺った。

本当のよろこびは、お客様とともに。

1人のファンから、スタッフへの転身。

「お客様を心地よく裏切る」をモットーに、毎月3つの新商品を提案するポアール。厳選した良質な素材のみを使った約20種のケーキが、帝塚山本店のショーウインドウを飾る。創業以来、多くのファンを魅了し続けているが、森川岬さんもその1人だ。
「アルバイトをするなら、ポアールと決めていました」
部活も終わり、進路も決まった高校3年生の12月、まずやりたかったことがバイト一色に染まること。
「でも、母に相談したら繁盛店は大変だからとやわらかく諭されました(笑)」
もちろんあきらめなかった。すぐに行動に移したというが、その原動力はどこからきているのか。
「わが家のクリスマスケーキは、いまもずっとポアールの生チョコレートケーキ。飾りのサンタクロースまでチョコレートでできていて、子どもの頃はいつも妹と取り合いになりました。ここには思い出が詰まっています」
奇しくも入社したときはクリスマス商戦のまっただ中、1年で最も忙しい時期にバイトデビューする。
「最初は右往左往するばかりでしたが、周りのスタッフに声をかけていただき、その優しさに励まされました」
この経験をバネに仕事を1つひとつ覚えていく。やがてパティスリーの2階のカフェでも、おすすめメニューをご案内できるようになる。ときには失敗をすることもあるというが、それがまた彼女を成長させた。
「以前、特注のお誕生日ケーキを箱に入れて包装するときに、傾けてしまったことがありました。中を確かめるとクリームが箱の横につき、大切なケーキを台無しにしてしまったんです」
店長にすぐ相談し、工房のパティシエに手直しを依頼。お客様には店長が事情を説明しお詫びをして、ご了承をいただいた。このとき自分1人で仕事をしているのではないという責任感が芽生える。
「それからはいままで以上に心を込めてスイーツを扱うようにしています」

心配りできらめくよろこびの笑顔。

大学2回生の秋、保育実習のためアルバイトを休んでいた森川さんに、1本の電話が入る。
「店長からバイトリーダーをやってみないかといわれたんです」
戸惑いながらも挑戦することにした森川さん。ポアールで初めてのバイトリーダーが誕生する。
「先輩からは『頑張りや』と励まされ、みんなに支えてもらいながらスタートしました。でも、4回生の先輩が卒業すると頼る側から頼られる側に立場が一転。自分の仕事をしながら、後輩の様子を見るようになりました。後輩の応対に少しでも違和感を覚えればすぐ声をかけて確認します。意識が大きく変わりました」
バイトリーダーとしてスタッフをまとめるいま、大切にしていることは、目配り、気配り、心配りだ。
「目配りとは、お客様がいま注文をしたいと思われているときに、こちらから先にお声がけすることです。気配りとは、言葉づかいやマナーなど、お客様に気持ちよくお買い物いただくための細やかな対応です。心配りとは、お客様のご要望に対してさらに何かできないか考えて提案することです」
心配りを意識する森川さんにとって、つい最近、嬉しいことがあった。
「七夕のイベントをしていたとき、お子様連れのお客様に、チョコレートでつくったお星様をケーキの上に飾りましょうか?とお声がけしたら、想像以上によろこばれました。その笑顔がまぶしくて。この仕事のよろこびはここにあるんだ!と思いました」
接客のよろこびも学んだポアールのバイトは来春まで。それまでに森川さんのやりたいことは?
「後輩がそれぞれの個性を活かして接客できるように、指導していきたいと思います。私がここで教わったようにたくさんのよろこびを伝えていきたいです」

お役立ちツール

販売・カフェスタッフの首もとで揺れる優しいアースカラーのスカーフ。巻くと気持ちが一気に引き締まるという。巻くときのポイントは、首を絞めつけない程度にピッタリ巻き、リボンをふんわりと広げ、少し左肩の方へずらして結ぶ。先輩から教わった巻き方を、いまは森川さんが後輩に伝えている。

取材者からひと言
ポアールのファンだった少女が、パティスリーの世界に飛び込み、たくさんのスイーツと仲間に出会い、お客様を喜ばす存在へと成長する。そんな森川さんの姿に、スイーツに寄せる熱い思いと、その思いが創り出す仕事の素晴らしさを感じました。動機は「好き」という気持ちがあればOK!その情熱が、仕事の可能性を広げる大きな力を生み出します。
会社プロフィール:株式会社ポアール
1969年大阪帝塚山に創業以来、変わらぬ技法と職人の技、何よりも菓子を愛する情熱で帝塚山マダムから著名人までを甘く誘惑し続けているパティスリー。現在大阪を中心に8店舗を展開。ケーキ・チョコレート・焼菓子・アイスクリームなどを幅広く揃える。

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取材・撮影日=2015年7月22日



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