ホール・レジスタッフ

VOL.041

2015.09.28(Mon)up!

居酒屋敷 万 冨久まゆさん
2012年2月、高校2年生のときに居酒屋敷 万のホール・レジスタッフのアルバイトとして入社。2015年、バイトリーダーとなる。「居酒屋での仕事が一番楽しい!」と意欲的な彼女は、人と話すこと、ふれあうことが大好き。20歳となったいま、挑戦したいことは、同世代の仲間をできるだけ多く集めて飲み会を開くこと。趣味はドライブ。目的地を決めずひたすら走るのみ!子どもの頃の夢は歌手になること。学生時代は毎週のようにカラオケに通っていた。

感動のある接客でお客様をもてなす。

繁忙期ともなれば最大で約350名のお客様をおもてなしする居酒屋敷 万。
この繁盛店の顔としてレジに立ち、すべてのお客様のお出迎えと
お見送りをするのが冨久まゆさんだ。バイトリーダーとしてスタッフもまとめている。
しごとを通して感じたコト、学んだコト、いまだからわかるはたらく気持ちを伺った。

五感すべてを使って、細やかな心配りを。

親しい友人をお迎えするように。

兵庫・塚口にある駅前商店街の中で、ひときわ目を惹く江戸屋敷風の門構え。ここ居酒屋敷 万は地元で人気の繁盛店。店内に入ると、スタッフがにこやかにレジ前に立ち、あたたかく迎え入れてくれる。バイトリーダーの冨久まゆさんだ。
「お出迎えするときの第一印象と、お帰りになるときの最後の印象を決めるのがレジというポジション。最も大切な接客です。『来てよかった』『また、来よう』と思っていただくのもレジ次第。だから、毎日が全力投球です」
弾むように話す冨久さんは、レジをメインに担当し、フロア全体もまとめる。後輩にはホウ・レン・ソウを徹底させ、接客中に起こった少しの変化も見逃さない。
「たとえ些細な出来事でも、帰り際に必ずひと言お声をかけています。そうすることでお客様の表情が和やかになります。すべてのお客様に笑顔で帰っていただくことが私の務めです」
お客様視点の接客を常に心がける冨久さん。レジを任された当初、先輩から言われた言葉が、いまも忘れられないという。
「久しぶりに会う友だちが訪ねてきたらどんな反応をする?って先輩に聞かれました。そういうときは嬉しくてテンションが上がりますよね。大切な友だちや家族が訪ねてきてくれたとき感動するように、同じ気持ちで、すべてのお客様をお出迎えし、お見送りをするようにとアドバイスをいただきました。この言葉が、それからの私を変えました」
美味しいお料理だけではなく、心配りが加わることで、さらに大きな感動が生まれる。でも、そこに到達するには人一倍の努力が必要なのでは?
「ツライとか、イヤになるとか、マイナスの思いを抱いたことはありません。居酒屋で働くのが大好きな私にとって、ここは憧れの場所。万グループの店舗の中でも規模が大きく、お客様をいつも笑顔にする特別な空間です。その組織の一員として働くことに、やりがいを感じています」

アンテナを巡らせて、一歩先の接客を。

入社して4年目のいま、後輩の指導にも携わる冨久さんだが、最初から接客が上手くできたわけではなかった。
「実は入社初日に、先輩から厳しい言葉を投げかけられました。話し方や歩き方、表情など、すべてにおいて基本ができていないと。それまで居酒屋のホールスタッフひと筋に仕事をしてきたんですが、自分なりに一生懸命にやってきたことが全部否定されたようで、ショックでした」
でも、冨久さんは根っからの負けず嫌い。翌日から気持ちを改めて接客の基礎を身につけはじめる。
「言葉づかいや、接客のマナーなど、先輩がお客様と話している様子を、目で見て、耳で聞いて、自分に足りないところを徹底的に学びました」
その熱意が通じたのか、その先輩ともすぐに打ち解け、信頼関係で結ばれる。そして、熱い思いは彼女の接客にも表れる。
「ホールの仕事は、オーダーを聞き、料理を運ぶことだけではないと思っています。お客様をよく見て気遣うこと。例えば、お客様がお箸を落とされた音がしたら、すぐにお持ちする。絶えずアンテナを張り、五感を働かせ、呼ばれる前に動く。それこそが接客の仕事です」
名前を覚えていただいたり、「ありがとう」と喜んでいただいたりする度に、「この仕事をしていてよかったと思う」と、目を細める冨久さん。これからの目標は?
「憧れの先輩がいるんですが、一緒にいるといつも安心できます。お客様との会話も、笑顔もすごく自然で、あなたに心を開いていますよ、という姿勢が伝わってくるんです。本当のプロと認められる接客に少しでも近づきたいと思っています。そして、いつか私も、後輩から目標とされる存在になりたいと思っています」

お役立ちツール

お客様に示す手書きのお品書きを用意するのも冨久さんの仕事。毎日その日のおすすめメニューやこだわりの一品を、絵手紙のように筆ペンで書く。20品はあるメニューを下書きなしで、自分の感性で一筆ずつ書いていく。書かれた文字からは、活魚や旬の素材を使った料理名が美味しそうに浮かびあがる。

取材者からひと言
高校生のときに居酒屋でバイトデビューした冨久さんは、お客様との楽しい会話に魅せられて以来、ホールスタッフひと筋にバイトを続けてきました。いまバイトリーダーとなり、接客のプロを目指す彼女には1ミリの迷いもない!厳しい環境へも敢えて挑み、ステップアップする姿は素晴らしいのひと言。仕事を通して成長する喜びがひしひしと伝わってきました。
会社プロフィール:株式会社 万
1967年、西宮市に居酒屋 万の前進「にこにこ酒場」をオープン。1972年、株式会社 万を設立。現在西宮を中心に居酒屋 万をはじめ居酒屋敷、うまいもん屋など11店舗展開。産地直送の鮮魚、新鮮野菜にこだわり、獲れたての美味しさを提供する。

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取材・撮影日=2015年7月28日



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