劇場スタッフ

VOL..047

2016.01.04(Mon)up!

イオンシネマ大日 芝かなえさん
2012年5月より、イオンエンターテイメント株式会社が運営するイオンシネマ大日でアルバイトをはじめる。職場ではポップコーンなどのフード系の販売をメインにフロア業務やチケットカウンター業務も担当する。大学で環境デザインを学ぶ4回生で、就職が決まった現在はより仕事に精を出す。日々お客様に喜ばれる接客を考えており、他の映画館に行っても接客が気になるほど仕事熱心。子どもの頃になりたかった職業は、美容師。

夢あふれる空間で、 観客の心をつかむ。

お目当ての映画を見るため、
幅広い世代の人々が集まるイオンシネマ大日。
映画鑑賞のお供であるポップコーンなどのフードや
ドリンクを販売しているコンセッションと呼ばれる
セクションで劇場スタッフデビューを飾った芝さん。
しごとを通して感じたコト、学んだコト、
いまだからわかるはたらく気持ちを伺った。

価値観が変われば、 もっと楽しく働ける。

多くの人に助けられ 成長した新人時代。

子どもから大人まで、たくさんのお客様でにぎわうイオンシネマ大日。ここが、芝かなえさんの活躍の場だ。
「最初は映画館でフロア業務や、チケットカウンター業務をやってみたいと思って応募したんです。でも、配属されたのはポップコーンなどを販売するコンセッション。映画館というイメージから一番遠いと感じ、ちょっぴり落ち込みました。とはいえ、いずれ他のセクションにも異動できると聞き、がんばろうって」
 希望した仕事につけなかった彼女。しかも初勤務は、繁忙期であるGWまっただ中だった。
「すごく忙しくて、ひたすらレジ打ちをしていました。業務も先輩の接客を参考にしながら、一生けんめい覚えていきました」
嵐のような初日から始まったバイト生活だが、辞めずにがんばれた理由がある。
「ここは周りがみんな優しくて、人見知りの私にも気さくに接してくれるくらい、人間関係が最高なんです。だから何があっても、乗り越えられました」
先輩たちにサポートされながら、ようやく仕事に慣れてきた大学2回生の春。頼れる先輩たちが学校の卒業などで辞めてしまう。
「コンセッションで働くアルバイトの中でも一番先輩になり、かなりプレッシャーを感じました。人見知りの自分が、みんなをひっぱれるのかなって。でも悩んでも仕方がないので、気後れする気持ちを奮い立たせて、後輩に話しかけることから始めました」
そんな彼女の姿勢に後輩たちは共感していき、少しずつ結束力が固まっていった。そうして、子ども向け映画や話題作が増える夏休みを迎える。
「本当に忙しくて。自分に余裕がなくなり、うまく指示を出せなかったのですが、後輩たちが進んで行動してくれたおかげで乗り切れました。チームワークを感じた夏休みでしたね」

お客様とのふれあいで 気づいた仕事の魅力。

「長く働く中で、ある時からコンセッションが好きになりました」
 気持ちが180度変化したきっかけはなんだったのだろう。
「以前、夏休み中にシアター内でも販売したのですが、開場から上映前まで動き回るので、大きいシアターだとかなり歩きます。だから毎回、へとへとに。しんどいなって思った時に、あるお客様が『がんばっているから、何か買うよ』と声をかけてくれたんです。コンセッションは映画館というイメージから一番遠いセクションだけど、お客様との距離はとても近いんだと感じ、仕事が好きになりました」
お客様とのふれあいの中で仕事の魅力に気づいた芝さん。その後、念願であったフロア業務やチケットカウンター業務も担当するようになった。
「やりたかったことができて嬉しいです。でも他の業務を経験したことで、逆にコンセッションへの想いを確かめられました。働いて、本当によかったです。今では、小さなお子様連れのお客様が来られると、いつもより多めにおてふきをお渡しするなど、よりお客様に喜んでいただける接客を模索しています」
初勤務から3年以上経ち、彼女は熱心に接客力を磨くスタッフへと成長していた。その姿勢を見込まれ、2015年の秋に、接客の技術を競うイオンシネマ主催のロールプレイングコンテスト出場の誘いを受ける。
「来春の卒業と同時に辞めるため、最後の思い出に出場しました。コンテストでは、若者やシニアなど幅広いタイプのお客様役の方に、様々な質問をされ緊張の連続。焦りましたが、悔いがないように全力を尽くしました。その結果、近畿ブロック大会で優勝。2016年2月にある全国大会への切符を手にしました。昨年は、当館のスタッフが全国2位に輝いたので、コンセッションの代表として私もいい成績を残したいですね」

お役立ちツール

劇場で使う様々な道具をご紹介。中央にあるウェストポーチとトランシーバーはフロア業務に欠かせないアイテム。スケジュール通りに上映を進めるため、時計も必須です。写真上にあるエプロンと帽子は、売店販売で使用。エプロンについたバッジは、ポップコーンをつくる機械を扱えるスタッフの証だ。

取材者からひと言
「お客様にありがとうと言われるのが嬉しくて、買物する時などで自分でも言うようになりました」という芝さん。人にも自分と同じような気持ちを味わってもらいたいのだという。人は、人と関わることで多くのことを学ぶ。「アルバイト」は、そのキッカケになるのだと感じた取材でした。
会社プロフィール:イオンエンターテイメント株式会社
平成3年に設立。ワーナー・マイカルとイオンシネマズを統合し、マルチプレックス方式による映画や演劇、音楽イベントなどを手掛ける。近年では体感アトラクション型シアター「4DX」を導入し、これまでにない感動を生み出している。http://www.aeoncinema.com/company/index.html

AiDEM 公式WebマガジンTOPへ戻る

取材・撮影日=2015年12月7日



ページトップへ戻る