劇場スタッフ

VOL.057

2016.04.25(Mon)up!

T・ジョイ京都 西井 瞳さん
2015年6月よりT・ジョイ京都でアルバイトをはじめる。趣味は映画・音楽鑑賞で、好きな作品は不朽の名作「スタンド・バイ・ミー」。DVDを観ながら過ごす休日がお気に入り。学生時代はバスケ部に所属し、最近では社会人サークルに参加して汗を流す。今、チャレンジしたいことは英語と韓国語の勉強。「常に好奇心を持って、いろいろなことに挑戦していきたい」と、しごとにもプライベートにも全力で取り組んでいる。

日常を超える空間におもてなしの心を添えて。

一歩足を踏み入れた瞬間から、特別な世界へと誘ってくれる——。
そんな非日常を求めて「T・ジョイ京都」には幅広い世代の人々が胸を弾ませやってくる。
その観客のひとりだった西井さんは現在、劇場スタッフとして活躍中だ。
はたらくスタッフの印象の良さも応募の決め手になったという彼女に、
しごとを通して感じたコト、学んだコト、いまだからわかるはたらく気持ちを伺った。

お客様の特別な時間に喜びをもっと重ねたい。

仲間との連携プレーで劇場ライフを快適に。

天井が高く、開放感あふれるロビー。学生や家族連れなど幅広い世代が上映時間を心待ちに過ごしている。かねてより映画鑑賞が趣味だったという西井瞳さんは、「T・ジョイ京都」の幸福感に包まれる心地よさに惹かれてアルバイトをはじめた。
「前職は教育関係のしごとに就いていました。休日はT・ジョイ京都で映画を観てリフレッシュ! 日常から少し距離をおける特別な空間なので、居るだけでワクワクします。スタッフの方も親切で、はたらいてみたいと思いました」
2016年3月、同劇場は照明や休憩スペースなど一部をリニューアル。彼女が担当するシネマショップは増床し、ショーケースがならぶスタイリッシュな空間に生まれ変わった。
「上映している作品のグッズやパンフレットを販売しています。どんどん新しいものが入荷するので、1週間ごとにディスプレイを変更。在庫品を置いているスペースは、どこに何があるか全スタッフが一目で分かるように整理整頓を心がけています」
お客様の快適な劇場ライフは、ショップ内はもちろん、全セクションとの連携がスムーズであってこそだという。入社して驚いたことは、その活発なコミュニケーションだった。
「業務中、インカムを使ったスタッフ同士のやり取りが思った以上に頻繁に行われていたんです。慣れるまでは少し大変でした(笑)」
落ち着いた空間において、意外にもライブ感あふれる職場のようだ。インカムではどんなやり取りを?
「分からないこと、共有したいことは何でも! とくに、お客様をお待たせしている場合はスピードと正確な情報が必要です。ある作品のチラシを置いているかと聞かれて在庫を確認したとき、担当スタッフが届けに来てくれたことも。チームワークの素晴らしさが、T・ジョイ京都の心地よさにつながっています」

一人ひとりの想いを喜びに変えていきたい。

映画館でのしごとは、さまざまな年代の人と接することができるのも魅力のひとつと語る西井さん。同時に、接客のむずかしさも痛感している。
「説明しても伝わらなかったり、思うように案内できなかったり。同じ答え方や接客が通用しないときもあって、一人ひとりに向き合うということを深く考えるようになりました」
作品の終了と同日にグッズ販売も終了するため、上映期間の問い合わせが多いそうだ。作品の終了日が早い段階では分からないことが多く、ときに伝え方を思案することも。そんな中、少しずつ接客のポイントが掴めてきたという。
「人と接するしごとで大切なのは、相手の心に寄り添うことだと気づきました。だから、お客様が何を求めているかをできるだけ的確に理解するため、笑顔でいること、話をよく聞くこと、ハッキリ話すことを心にとめています」
実は、お目当ての作品があって足を運ぶお客様ばかりではないとか。ふらり立ち寄り、「時間ができたので」とオススメの作品を聞かれることもある。
「最初はプレッシャーでした(笑)。でも、グッズの販売を通してお客様の年代や雰囲気から好まれる作品の傾向が分かってきたんです。あとは、上映時間の確認をして、私個人の感想のほか仲間やクチコミサイトから得た情報を添えてオススメします。その作品をご覧になったお客様が感想を伝えに来てくださることも! 弾んだ声を聞くと嬉しくなります」
喜んで帰られるお客様を見送るのが喜びだと微笑む西井さん。心に寄り添う接客の追求は、まだ続きそうだ。
「作品の余韻に包まれてグッズを買われるお客様の嬉しそうな笑顔が、私のはたらく活力になっています。これからも、映画の感動と一緒にたくさんの喜びを抱えてお帰りいただけるよう接客スキルを磨いていきたいです」

お役立ちツール

「お客様からグッズ以外の問い合わせも多くいただきますので、他セクションのスタッフとすぐに情報交換ができるインカムは手放せません。『今、どんな映画やってる?』と聞かれることがあるので、時計と上映スケジュールも携帯必須です!」

取材者からひと言
「あれ? 前にお会いしましたっけ?」と思うほど、話しやすくて親しみ深い西井さん。屈託のない笑顔が印象的で、接客に懸ける熱い想いも心に響きました。劇場スタッフとは、極上の作品を最高のおもてなしで届けてくれるエンターテイナー。インカムを使った臨場感あふれる舞台裏(職場)に驚きました。仲間との絆が深まるのも納得です。
会社プロフィール:株式会社ティ・ジョイ
東京都中央区に本社を置き、シネマコンプレックスの運営や映画の製作・配給などを行う。日本で初めてデジタル上映を導入。地域に根差した映画作品の配給、スポーツやライブの生中継など多種多様な取り組みが注目を集めている。現在パートナーを含め21劇場を展開中。http://kinezo.jp/pc/

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取材・撮影日=2016年3月16日



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